Nyoho
プログラミング言語ごとのコミュニティは数多くありますが、地方都市、特に広島市のような限られたエリアで一つの言語に絞ったコミュニティを維持するのは簡単ではありません。
このポスターでは、広島で10年以上続く「すごい広島」という技術コミュニティと、そこから生まれた月一開催の「すごい広島 with Python」を紹介します。私たちは「すごい広島」の「言語を絞らない」「毎週開催する」「リモート参加も歓迎する」という「ゆるく繋がる」スタイルを貫くことで、持続可能な活動を実現してきました。
ポスターでは、広島を離れた元メンバーや県外からのリモート参加、そして「WEB TOUCH MEETING」といった他の素晴らしいローカルコミュニティとの緩やかな連携が、いかにして私たちのエコシステムを豊かにしているかを解説します。地方都市におけるコミュニティ運営の現実的なヒントと、その楽しさをぜひ見に来てください。
このポスターの目的は、広島市という限定されたエリアにおいて、特定の技術や言語に固執しない「ごった煮」的なアプローチがいかに持続可能なコミュニティを形成してきたか、その具体的な事例とノウハウを共有することです。
「すごい広島」は、もともとRubyやHaskellのエンジニアや愛好家が集まる場として始まりましたが、現在では言語や技術スタック、社会人・学生といった立場を問わず、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まる週次のもくもく会兼発表会へと発展しました。この安定した基盤があるからこそ、月に一度「すごい広島 with Python」としてPythonに特化した回を無理なく開催できています。
このポスターを通じて、一つの言語だけでコミュニティを維持する難しさに直面している地方のオーガナイザーの方々へ、現実的で再現可能な一つの解決策を提示したいと考えています。
1. 「すごい広島」とは? - 歴史とコンセプト
2. 広島のコミュニティエコシステム(図解)
3. ハイブリッド開催がもたらす繋がり
4. 地方都市におけるコミュニティ運営の秘訣
PyCon JPが日本のPythonコミュニティ全体を盛り上げる場であるならば、その大部分を占めるであろう地方コミュニティの活性化は非常に重要なテーマです。このポスターは、単なる成功事例の紹介に留まらず、広島市という具体的なフィールドで試行錯誤を重ねてきた生きた知見を提供します。特に、リモートワークが普及し、人の移動が流動的になった現代において、私たちのハイブリッドかつゆるい運営モデルは多くのコミュニティにとって参考になると確信しています。
広島のPythonコミュニティも継続されていることを他の地域の方に知らせたいから。
ゆるく繋がることで、地方都市でもコミュニティを形成し、持続可能にできる方法
Pythonというプログラミング言語の存在。その他にもプログラミング言語が存在すること。コミュニティという言葉。
プロフィール
広島弁話者。PyCon JP 2025副座長。