Tetsuo Koyama
Pythonは科学・工学・教育など多様な分野で活用されています。米国で開催されるSciPy Conferenceは、こうした分野の実践者たちが集い、PythonによるオープンサイエンスとOSS開発を推進する国際カンファレンスです。本セッションでは、2022〜2024年の連続参加を通じて見えてきた、スプリント文化やプロジェクト間連携、誰もが参加できるコミュニティの育て方について紹介します。
SciPy Conferenceは、Pythonを軸に科学とソフトウェア開発が交差する国際的なカンファレンスです。セッション発表に加え、プロジェクト横断のスプリントやハンズオン、教育者・研究者・OSS開発者が垣根なく交流する文化が特徴です。
本セッションでは、以下のようなトピックを扱います:
科学技術に限らず、教育、文書化、可視化、そしてOSSへの参加など、幅広い実践知を共有します。Pythonが「科学をひらく」ためのプラットフォームになり得ること、そしてその背後にある人のつながり=コミュニティの力を伝えることが目的です。
プロフィール
2022〜2024年にSciPy Conference(米国)に参加し、MyST、PyVista、GeoVistaなどのプロジェクトのスプリントに関わる。2025年1月のSciPyData Japanでは共同企画・運営を担当し、科学技術とデータサイエンスをつなぐプログラム設計に携わる。PyCon JPでも登壇・運営経験があり、「科学とPythonの融合」を国内で推進している。