辻 真吾
このトークでは、画像に特殊な効果を施すライブラリimgritを紹介します。
このライブラリには2つの機能がありますが、ボロノイモザイク効果に焦点を絞って説明します。ボロノイモザイクとは、ボロノイ図を使って画像にモザイク効果を施すものです。もとの画像の特徴を残しつつボロノイモザイク効果を追加するためには、入力画像に適したボロノイ図を作る必要があります。これまで提案されていた方法は計算時間がかかるため、ボロノイモザイク効果はあまり普及していませんでした。このライブラリでは、計算時間を短縮するために機械学習アルゴリズムの1つであるK-meansクラスタリングを利用しています。これによって計算時間を抑えつつ、比較的綺麗なボロノイモザイク効果を作ることができるようになりました。ライブラリ開発の経緯を含め、ボロノイ図やK-meansクラスタリングに馴染みのない聴衆にもわかるように説明します。
聴衆が持ち帰れる内容
トークの流れは以下の通りです。
プロフィール
Pythonを使ったデータサイエンスが得意です。Python、データサイエンス、アルゴリズムに関する著書が多数あります。